その塗り方じゃ効果減?フェイスクリームの正しい使い方
保湿や栄養のチャージに重宝するフェイスクリーム。特に乾燥しやすい冬場には手放せませんよね。
でも、優れたクリームを使っていても「何となく塗っている」のでは、ちょっと損しているかもしれません。せっかくなら、クリームの魅力を最大限に引出してあげたいですよね。
毎日使うものだからこそ“塗り方”も大切なポイントになってきます!
■やってしまいがち!こんな塗り方には注意
「成分が肌の奥まで届きそう」「リフトアップできそう」などのイメージから、くるくると円を描くように塗布したり、下から上に持ち上げるように塗布したりしていませんか?
残念ながら、これらの塗り方はおすすめできません。クリームは下から上の縦方向に塗布するのではなく、肌のキメ・筋肉の流れに合わせて“横方向”に塗布するのが肌に馴染みやすくおすすめです!
また、肌に刷り込むように強く塗布するのもNG。強くこすってしまうと摩擦となり、肌に刺激を与えます。
正しい塗り方ができているか、次のチェック項目に沿って確認してみてくださいね!
■CHECK1:そのまま伸ばすのはNG!クリームは5点置きが基本
手にとったクリームをそのまま肌に伸ばしてしまうと、塗りムラになりやすくなります。クリームを手にとったら、まずは額・両頬・鼻先・あごの5ヶ所にのせていきましょう。
頬や額など大きいパーツのところや、ご自身の乾燥しやすい箇所には多めに置きます。額はクリームの量が不十分な方が多く見られるので、しっかり量をとるようにしてくださいね。鼻は範囲が狭いので少なめでOKです。
<<スキンケアを始める前に>>
洗顔後で肌を清潔にしたら、顔に残った水をタオルで押さえます。顔に水分が残っている状態では、化粧品がうまく肌に馴染みません。
また、化粧水・乳液・クリーム・美容液など、普段使用しているアイテムは、基本的にメーカーが推奨する順番、量で塗布します。クリームが最初であれば最初に、最後であれば最後に使用してくださいね。
■CHECK2:適切なクリーム量を知ろう
クリームが少なすぎると保湿不足となり、乾燥などの肌トラブルの元に。肌を手で直接こすってしまうので、刺激にもつながります。
反対に量が多すぎるとクリームが肌に残り、ベタつきの要因に。朝起きたとき、前の晩のクリームが肌に残っているようならクリーム量が多すぎる可能性があります。その晩のスキンケアでは少しクリーム量を減らして様子を見ましょう。
また、オイリー肌の方はクリームを避けがちですが、保湿不足はかえって過剰な皮脂分泌を招きます。Tゾーンなど皮脂が気になるところはクリームを気持ち少なくするなど調整すると◎。
■CHECK3:パーツに応じて手のひら・指先を使い分けて塗りムラを作らない
クリームをのせたら、両手を使って顔の内側から外側に向け、横方向にゆっくりとやさしく伸ばします。どのパーツから伸ばしていってもOKですが、額→頬→鼻→あごと、顔の上部にあるパーツから順に伸ばしていくとムラが出にくくなりますよ!
額や頬など範囲が広いパーツは手のひらを使い、肌を温めるような気持ちでクリームを伸ばしていきます。
目元や鼻先、口の周りなど、細かなパーツは指先を使ってムラなく伸ばしていきましょう。目元は頬や額に置いたクリームを使って塗布し、口の周りは唇の形に合わせてなぞるように塗布します。
まぶたの上はくぼんでいるので、そのまま伸ばすとムラに。軽く目を閉じると塗りやすくなります。目の下と鼻下は塗りムラや塗り忘れが多い箇所なので注意してくださいね。
■CHECK4:最後の仕上げ!パッティングの一手間が大切
顔全体にクリームを伸ばしたら、肌の内側まで栄養を届けるイメージでパッティングを。少し面倒だな…と思っても、この一手間がポイントです!
特にウインズサロンで扱うワミレス化粧品のアイテムは、使用時にパッティングを取り入れることをおすすめしています。
ただ塗布しただけでは、肌の表面にクリームが残り「十分な量を使用している」と勘違いしがち。適度な圧迫を加えることで化粧品がしっかりと肌になじみ、保湿効果が高まるとともに血行が促されて代謝が良くなります。パッティングをすると、意外とクリームの量が足りていなかったことに気付くはずです!
足りていない箇所には再度クリームを塗布し、パッティングを行ってくださいね。
朝のスキンケアの場合、メイク前にまだクリームが肌に残っているようなら軽くティッシュオフを。メイクくずれの防止につながります。クリームの「何となく塗り」はもう卒業!ポイントを押さえた塗り方に変えて、クリームをより効果的に活用してくださいね。