スキンケア

乾燥しているのにニキビができる?なめらか肌を目指すケア方法

いつの間にかぽつんとできてしまうニキビ。なかなか治らなかったり、繰り返しできたりと、厄介で気になってしまいますよね。
ニキビ=脂性肌・過剰な皮脂によるものと思われがちですが、実は乾燥もニキビの要因!乾燥からニキビができてしまう理由と、できてしまった時の対処法をご紹介します。

■乾燥がニキビにつながるのはなぜ?

ニキビには皮脂分泌の多い思春期の頃にできる「思春期ニキビ」と、思春期以降にできる「大人ニキビ」があります。ストレスやホルモンバランスの乱れなど、大人ニキビの要因はさまざまですが、乾燥も大きな要因のひとつです。

≪乾燥は過剰な皮脂分泌につながる≫
乾燥していると、肌は水分がこれ以上失われるのを防ごうと皮脂を過剰に分泌させます。皮脂には肌の水分が逃げないようにする役割や、紫外線など外部刺激から肌を守る役割があり、肌にとって欠かせないもの。通常であれば皮脂は毛穴から排出されますが、過剰に皮脂が分泌されると毛穴につまってニキビになります。

≪乾燥でターンオーバーの乱れや肌バリア機能の低下にも≫
表皮が生まれ変わる「ターンオーバー」が乱れると肌に不要となった老化角層が積み重なり、毛穴をふさいでスムーズな皮脂の排出を妨げます。
また、乾燥によって肌のバリア機能が低下すると角層に十分なうるおいを保てなくなり、さらなる乾燥を招く恐れも。肌のバリア機能の低下は紫外線や花粉といった外部刺激を受けやすい状態になり、ニキビを悪化させる可能性もあります。

■清潔をキープ&保湿ケアが攻略のカギ!乾燥ニキビをケアする3つのポイント

(1)過剰な皮脂分泌にはダブル洗顔
肌の汚れには水に溶ける汚れと油に溶ける汚れがあり、乾燥ニキビのケアにはクレンジング剤と洗顔料の両方を使用する「ダブル洗顔」がおすすめ!クレンジング剤でメイクや皮脂を取り除き、洗顔料でほこりや汗、アカ、雑菌などを取り除きます。

肌への摩擦は刺激につながるため、たっぷりの泡でやさしく洗うこともポイント。洗い流す際、冷たい水では汚れが落ちにくく、熱いお湯は必要な皮脂まで落としてしまうため、ぬるま湯を使いましょう。お風呂で洗顔をする場合は、顔に直接シャワーを当てることは避けてくださいね。

朝は水だけで洗顔しているという方も、寝ている間に付着した汚れや分泌された皮脂を落とすため、ぬるま湯で洗い流すことをオススメします。また、過度にべたつきが気になる場合は、オイルクレンジングまたは、ソープで軽く洗顔することで、肌を清潔にし、次に使うスキンケア用品が肌に馴染みやすい状態をつくります。

(2)保湿はしっかりと!バランスのよいスキンケアを
ニキビがある時や暑い季節はこってりとしたアイテムを避けがちになりますが、乾燥ニキビのケアには保湿が重要です!洗顔後はローションや化粧水でうるおいを与え、クリームなど保湿力の高いアイテムで肌のモイスチャーバランスを整えましょう!

また、赤ニキビや炎症しているニキビ箇所へは、手のひらで優しく馴染ませることをオススメします。

日中、乾燥が気になる時はスプレータイプの化粧水(ウォータースプレー)などをお顔に吹きかけるのも◎!余分な皮脂をオフしながら潤いをチャージできますよ。

ニキビは皮膚疾患であるため、日々のスキンケアはしっかり行いつつ、皮膚科専門医による治療もおすすめいたします。

(3)紫外線やマスクなどの外部刺激への対策も重要!
紫外線は肌を乾燥させるだけでなく、角質肥厚や活性酸素の過剰発生を招き、ニキビをできやすくしたり、悪化させたりします。ベースメイクの前に、日焼け止めも通年で使用しましょう。

口周りは乾燥しやすく、ニキビができやすいパーツのひとつ。マスク生活も相まってニキビを繰り返す方も多いので、毎日のスキンケアで肌を整えておくことが大切ですよ!